ジュエルレター

ジュエルレター 2006年2月

みなさん、こんにちは。

ライブドア社長逮捕のショックがメディアをにぎわせていますが、みなさんはどう感じられたでしょうか?

昔、バブルと言われていた時代、私の勤務先の社長は「バブルとは付加価値のことであるから悪いことではない。」と言っていました。不動産ばかり担保評価されていた時に、サービスや将来性、技術開発力などを評価すべきだという意味だったと理解しています。しかし、ライブドアは会社の株価を自己演出で高くし、それを価値として一般投資家に売っていたようですからすぐにはじけてしまいました。泡を食った投資家はたまりませんね。

「胡散臭さ」というのはその印象どおりについてまわります。堀江社長が登場した時にも、大人たちの間ではなんとなく受け入れがたかったのはそういう印象からでしょう。どんなに成功しても、大金持ちになっても「胡散臭い」と思われたら尊敬や人望はありません。古い体質への挑戦や規制緩和推進は大切なことだけれど、経営者には倫理観と謙虚さが必要だと思うのです。たとえ一人でも従業員がいればその家族までに対する責任があります。自社の株を買っていただいた投資家への正しい情報開示は守らなくてはならないルールということは大人であればわかること。それが出来ない人は人を雇ったり、市場に参入せず、一人でそのキャラクターを商品にしていればよかったのですね。

「東横イン」のホテルチェーンの建築基準法違反で、あの会社の社長の記者会見を見てひどいなぁと思いました。健常者と障害者が一緒に共存共栄している社会の中で、障害者に対する思いやりのひとかけらもない発言でした。バリアフリーとは障害者だけでなく、どんな人にも優しくという発想ではないでしょうか。世の中、特に公共性の強いホテルを利用する人たちは、お年寄りや子供、妊婦や病気を抱えた人、いろんな方がいらっしゃいます。それを、社長が経済効率だけで障害者用スペースを取り払い、それを指摘され、ぶ然とした面持ちで記者会見する。従業員はさぞ情けない気持ちでいたと思います。富はついてきても人はついて行かないのではないでしょうか。

これからの日本を担っていく人たちには、『力や地位が高い人たちほど、高い倫理観を求められているんだ』ということを教育すべきだと思いませんか。

かくいう私もまだまだ未熟者で、ちょっとした心配りが出来ずにお客様を怒らせてしまったり、トラブル続きでオロオロしてしまったり。お客様、大家さん、売主さん、買主さん、相手の立場になってWin,Winの関係めざして成長していきたいと思っています。

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