ジュエルレター

ジュエルレター 2006年8月

みなさん、こんにちは。

長い長い梅雨でしたね。台風でもないのに大きな災害があちこちで起きてしまいました。自然は、ふだん美しい山や河や海まで恐ろしい凶器となって怒りだします。目の前ですごい速度で迫ってくる土砂を目の前にして、何も出来ずに家や人が飲み込まれてしまう・・・そんな恐ろしい光景を20年以上前に私は体験しました。家の裏の崖が台風の豪雨で崩れ始めて,隣の家をあっという間に押しつぶしてしまったのです。その家には一人暮らしのおばあちゃんがいてどうにも動けないうちに亡くなってしまいました。泥の比重は13とか。ひとたまりもありませんね。

 その後,その崖地は県の所有だったこともあり、県の方で傭壁工事をして今では、きちんと草むしりまでしてくれます。尊い犠牲があって安全にしてくれたわけです。今は、宅地開発なども進んで地盤は痛められてます。一度災害が発生すれば莫大な損害を蒙るわけですから、お金をかけても必要な安全対策は絶対に必要なことですね。

 私のお店は横須賀の街の中心地,米が浜通りというところにあります。近所は病院や学校,役所などがあり、昼間はお年寄り,学生、ビジネスマンが歩いています。夜は一変して飲食店、スナック,外人やオカマのバーなどが開店して多国籍で,ちょっと怪しい街になります。当然お客様にもそういうお店で働く人や,開店を目的に店舗を探す人など様々。

 12年前に起業した頃は,韓国クラブが盛況でお店の家賃もかなり高かったと思います。その後不況になり,韓国クラブに通っていたお客様たちの会社のいくつかは倒産し,亡くなられたり行方不明になられた社長さんも何人かいらっしゃいます。ママたちもだんだん年をとって、今は韓国の方が景気がいいので女の子もなかなか集まらず,今年になり集中的に入国管理局が警察と一緒に不法滞在者の摘発に乗り出したので,韓国クラブも大きいところは、ほとんど閉めてしまいました。

 でも世の中は面白いですね。韓国クラブでお料理を作っていたおばちゃんたちがいるのですが,その人たちが今元気なんです。その人たちが作る料理はキムチはもちろんチジミや野菜のナムル,春雨の炒め物など韓国風家庭料理。そしてそういうものを食べさせる食堂がこのところ何件も開店しています。それが最近のヨン様ブームに乗り,昼間から日本人の奥様たちが食べにきて結構にぎわっています。お店の方でも韓流スターのポスターを貼ったりして女性客を集めようとしています。

女性たちは前向きですから,今まで焼肉しか知らなかった韓国料理のメニューの豊富さにも驚いていますし,ハングルを習う人も増えてハングルで書かれたメニューを読んで楽しんだりしています。きっと今にお料理を習いたい人なんかも出てくるんじゃないでしょうか。

中高年の男性が元気がなくなってきているけど,女性は元気ですね。新しくお店を開くのも女性が多いのです。子供にも手がかからなくなって,お友達も多いのでカラオケのお店でも・・と開店しています。たいていご主人はサラリーマンでお休みの日はよく奥さんのお店の手伝いをしているみたいです。定年後の楽しみをかねて夫婦円満の秘訣なのかもしれません。

私たちの生活はすごいテンポで変化しています。今までとまったく違うお客さんの層をどれだけ掘り起こしていけるかという事が仕事を続けていく上でとても大切になっています。生活に必要なことの仕事もあるけど,人生を楽しむための仕事も増えてきています。仕事の視点も複眼的にならないといけませんね。

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