ジュエルレター

ジュエルレター 2006年12月

みなさん、こんにちは。

去年のジュエルレターの12月を読むと耐震偽装マンションの事を書いていました。あれから一年が過ぎてみてもこの問題は解決していません。被害者の方たちは2度目の不安なお正月を迎えることになります。売主や建築主は逮捕起訴されても被害者の未来は見えてきません。心を決めて家をあきらめても大きな借金が残り,ローンを返済しつつ苦しんでいくことになります。ケースは違いますが,犯罪被害者の方たちのその後の救済方法などでも本当に国や行政は何もしてくれません。なかなか進展しない拉致問題もそうですが。国家に対する信頼感が崩れているまま,「愛国心」を教育で植えつけようとしています。その前に,国民を守るという姿を見せてほしいと、ほとんどの国民は思っているのではないでしょうか。


 最近はすごく自己中心的な人が増えてきています。ネットなどで匿名社会になっているからなのか,自分を示すことがないところでは何をしてもいいという考えが蔓延しています。自己に恥じるという事がないのです。いじめなども昔であれば1対1のケンカで始まったものですが、今は集団で誰ともなく一人の人間を無視する。犬のしつけで,いうことを聞かない犬に一番効果があるのは無視することだそうです。本能が一番傷つく行為が無視されることなんでしょう。犬ではなく人間に,それも友達や同級生にできるということは,その時点で心が壊れているような気がします。加害者はみんなではなく自分だということを認識すべきですね。
 人としてきちんと生きる・・・子供を育てるということはそういう社会性を教えていくことなので,親自身がすごく成長させられます。自分の自覚していない欠点を子供に見つけると,あ~私は子供の目にはこう写っていたんだと思い知らさせれることがあります。そんな時,子育てはすばらしいけど恐ろしいことでもあるんだと勉強した気がします。


 NHKのニュース番組で夜間中学の特集をしていたのを見ました。小学校から不登校を続けて20歳になった少年が再び夜間中学へ通い出し,彼の目をとおして様々な国や年齢の人が通う学校での様子をドキュメントしていました。そこでは人と違うことがあたりまえなので,同級生たちが,本来の学び合うという姿勢で勉強していました。人に話しかけることを恐れていた彼も次第に他の同級生に数学を教えてあげるまでに成長するのです。
 心の充実とはなんでしょう。人と比較していてはいつまでも満足感は得られず、欲望はきりがありません。学ぶということで知識を吸収し、それが自分自身に身につき成長し心が喜ぶ・・・そこに充実感が生まれてくるのではないでしょうか。 
 学校を出ても,社会で,家庭で学ぶ心はいつでも生まれます。喜びの種はつきません。夜間中学で生き生きと勉強している皆さんを見ていて、私も勇気が沸いてきました。


 今年一年皆さんありがとうございました。来年もよろしく。
 どうぞよいお年をお迎え下さい。

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