ジュエルレター

ジュエルレター 2007年2月

みなさん、こんにちは。
   

 
 年明けそうそう波乱含みの猪年が始まりました。相次いだバラバラ殺人や国会議員の架空事務所経費計上,不二家のずさんな品質管理,テレビ番組のデーター捏造などなど・・・ひとつきも経たないうちに次から次へと,そのいい加減さにあきれるようなことが報道されています。
 敗戦後,一生懸命努力してきた日本人が,いつのまにか豊かになって慢心し,いい加減にうわべだけつじつまあわせに通用してきたことが剥れようとしています。
 特に自治体の財政では,負債額が巧妙に隠され,借金にまた借金を重ねて無駄遣いをし,最終的には夕張市のようにそのつけは市民や国民に振りかかってきます。


 そんな中で,横浜市が昨年10月に地方自治体としては初めて,国際的な格付会社「スタンダード&プアーズ社」に申し出て、格付けをしたということを聞き,驚きと共にこれからの自治体のあるべき姿を見た思いがしました。地方債を発行する自治体が,その財政の中身を明らかにし,外部から評価を受けるというのは,行政が今までのいい加減な財務内容では通用しないということを自覚したからでしょう。そして投資家や市民への責任を果たすという市長の強い意思を感じました。
 横浜市は,市営バスの赤字路線廃止などをめぐり採算性だけではない行政の問題がまだありますが,幸いにも「AA-」という高い評価を受けました。しかし,もっと低い評価を受けたとしても,「評価を受ける」ということで行政に緊張感が生まれ,市民も市が目指している自治体の姿が見えるようになり,市債を購入する正しい判断材料にもなります。
 横浜市の試みは,公的機関でさえも外部に対しての財政の透明化を示さなければならない時代がやってきたと,他の自治体も真剣に受けとめてほしいと思います。


 この時期,家探ししていらっしゃる方,多いと思います。最近の若いお客さんで気になるのは,契約事をすごく簡単に考えていることです。たとえば入居審査で収入を聞くと,「自分は定期的な収入はないけど、誰か源泉徴収票の出る人の名前を借りるので大丈夫」などと簡単に言うんです。たぶん今までに車を買うときとか,消費者ローンを組んだりしたことがあって審査に慣れているのかもしれません。けれど,家を借りることはそんな簡単なことではありません,収入が定期的にないのは困るけど,それ以上に,簡単に人の名義を借りればいいというのではもっと困るのです。お部屋さがしでは,いろいろな事情の人がいて,それなりに考慮してあげたいし,お役にも立ちたい。それにはその人との信頼があってのこと。表面だけを取り繕って大切な契約をしようとしている若い人たち,失った信頼は取り返しがつかなくなることがあるとわかってほしいです。


 今年は暖かいので梅や桜の便りも早くから楽しめそうですね。

 

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