ジュエルレター

ジュエルレター 2007年10月

みなさん、こんにちは。

「暑さ、寒さも彼岸まで」とのことば通り、いきなり涼しくなりました。夕方、日が落ちるのも日々早くなり、お鍋などの温かい食べ物が恋しくなりましたね。秋は美味しいものがたくさんあって、食いしん坊の私にとってはうれしくも辛い季節でもあります。今年は秋刀魚が豊魚だそうで、安くて美味しくて、栄養価も高い秋刀魚、たくさん食べたい。あと、秋といえば焼きいも、牡蠣も旬だし、もうすぐ越前蟹も解禁・・・あ~おなかが鳴ってきました。

安倍さんの突然の辞任には驚きましたが、その後あっという間に福田総理に決まったのもビックリ。確か福田さんは前回の総裁選は、「歳だから」という理由で立候補していなかったんじゃなかったのかなぁ。かつて若き日の中曽根元総理は、「総裁選を国民投票で」というソローガンを掲げて総理を目指していました。地元の田んぼの中にそのスローガンを書いた案山子を立ててあるのを見たことがあります。そして総理になってNTTやJRの民営化を実現させました。小泉さんも総裁選に何回か立候補して、変人とか言われながらも自分の政治信条を明らかにしてきました。総理になって、福田さんは何をしようとしているのか、所信表明演説を聞いても私にはわからないのです。自民党の自民党らしさ(?)を取り戻そうとしているのでしょうか内閣支持率は50%を超えましたが国民不在の感じはぬぐえません。

私がこの地に不動産屋を開業して今年5月で12年が過ぎました。当時はまだバブルの余波が残っており、景気のいい会社も少なからずありました。現在のように飲酒運転も厳しくなかったので、夜になると周囲の様相が一変し、飲み屋に行くお客さんの路上駐車の列、韓国クラブ、フィリピンパブ、ニューハーフのお店、高級料理屋さんなどもにぎわっていました。
 しかし、景気悪化が長く続き、車は一掃、毎日のみ歩いていた社長さんも亡くなったり、会社が倒産したり、高級なお店はずいぶん店じまいしました。今は流行っているのは焼き鳥やさんや安い居酒屋、私たちにも入りやすいお店です。ニューハーフのお兄ちゃんもおばさんみたいなおじさんになって、トレードマークのピンクの服も何やら不気味な感じ・・・・・。夜のお勤めが多かったマンションの住人も、ファミリー向けの新しいマンションが次から次へとでき、若い家族もずいぶん増えました。この地区の小学校は少子化にもかかわらず児童が増え、教室を増築しました。そしてここには古くからのお年寄りもたくさん住んでいます。
 
ですから、今この町はいろんな人が暮らしている町なのです。そんな雑多な街って魅力的だと思いませんか?


 老人も若者も子供も、外国人も障がい者も、昼の仕事の人も夜の仕事の人もどんな人もみんな受け入れて暮らしている町なんです。近くに横須賀共済病院があるので時々病院から抜け出した人が、パジャマ姿でコンビニで買物をしている姿もちらほら。町中で携帯電話で話している言葉も、英語、韓国語、フィリピン語、ロシア語、中国語等々、最近はモンゴルの人も・・・・・本当におもしろい町だなぁと思います。そしてこういう町で、みなさんに支えられながら仕事できることは幸せだと感謝しています。そう、ここは横須賀なのです。

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