ジュエルレター

ジュエルレター 2007年12月

みなさん、こんにちは。

今年もはや12月です。今年は東京のあちこちで新しいショッピングビルがオープンし、クリスマスイルミネーションもすてきな場所がたくさん出来ました。私はショッピングもほとんど通販が多いので、そんなにあちこち新しいお店が出来ても中に入るテナントは皆同じようなもので、わざわざ混んでいるところへ買いに行くかなぁと思っていました。ところがある人が「どうせ同じ物を買うなら、横須賀より六本木ヒルズでしょう。」と言っていたので目からうろこでした。私などは近くで間に合うなら近いとこ、と考えてしまうのですが、やはりおしゃれな人は違うのですね。

アメリカで低所得者向けのサブプライムローンの破綻が日本の経済にも影響を与えています。でも対岸の火事ではありません。日本でもバブル崩壊後、マンションの販売を促進するために、頭金なし、ゆとりローンといって当初の金利を極端に低く押さえたローンで低所得者向けに、賃貸より安い返済と売りこみ新築マンションをずいぶん売りました。私は頭金も用意できない人は必ず返済も滞りがちになるので勧める気がしませんでした。そしてそのゆとり期間がすぎたあと、高金利となり返済額が急に上がり、せっかく手に入れたマイホームを手放す人が相次ぎました。コツコツとためた自己資金をつぎ込んだわけではなかったので手放すのもあっさり、でも不動産価格は暴落していますので後には残債がしっかり残ります。そういうものは不良債権となり最後には国民に付けが回ってきます。

銀行がバブル期を越えて史上最大収益を出しています。でも、不良債権の償却に関しては無税の恩恵を受けていますので法人税は払っていません。それでも行員は高収入。ボーナスもしっかりもらいます。個人は破産したり、年間三万人以上の人が借金苦で自殺したりしているのに、銀行の体質は変わったでしょうか。国民の税金で救済し、今また税の特典を受けて高収益に湧いています。。中小企業に貸し渋りをしながら、サラ金へ巨額の融資をしています。さらに数々の手数料を新設してサービスは低下しています。
  私たちは豪華な銀行の建物や、コマーシャル、きれいなパンフレット、そういうものに惑わされない目を磨いていくしかありません。

来年からは、もう今月からですが値上げラッシュです。ガソリン、ビール、食料品・・・。消費税の税率も上がるかもしれませんね。定率減税の廃止や、老年者控除の廃止、配偶者控除の縮小、国民年金保険料も上がっています。可処分所得が減って、税負担だけが上がるのではせっかくの景気に水をさしてしまいます。
  将来の福祉目的税として消費税の税率アップは仕方ないという意見もありますが、そもそも消費税を導入した時、すでに消費税の使い道は福祉といわれていました。しかし、一向に進まない行政改革の中で税金の使い道を検証する間もなく、相次ぐ官僚の不祥事、税金のむだ遣いが横行したまま、国民に対してこのままでは年金の給付金が不足すると訴えています。ちょっと説得力に欠けるような気がしますね。税率アップの前には、直間比率の見直しということで所得税の基礎控除額を上げてほしいですね。

 今年も北朝鮮の拉致被害者や薬害被害者、解決しないまま年末年始を過ごさなければならない大勢の方々とその家族がいらっしゃいます。この国が本当に国民を守ってくれているのか。マスコミもいいかげん亀田兄弟や朝青龍はいいから、、未解決なこれらの事件を丹念に追い、国の為政者たちに家族の思いが届くように報道してほしいと思います。
 

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