ジュエルレター

ジュエルレター 2008年2月

みなさん、こんにちは。

 またまた中国製の冷凍食品に殺虫剤が混入していたということで事件になっています。今回は、家庭用冷凍食品だけでなく、業務用の加工品にも毒物が入っていたということで衝撃は大きいと思います。昨年の12月に何家族かが入院したり重体になっていたりしてたのに、1月も終わりになっての発表はあまりにも遅いのではないか。
 先日NHKでウィルス感染のドラマを見ましたが、初期の発表をめぐって行政や政治家のそれぞれの思惑が絡まり、国民に発表する時期が遅れ、あっという間に日本中にウィルスが感染してしまう恐ろしいドラマでした。人命よりも役所のメンツや政治化、医者らの確執が優先され被害が広がる。薬害被害者の時も同じ構図で被害者が増えていきましたが何を学んだのか、同じ悲劇の繰り返しです。

 社会保険庁のこともそうですが、相次ぐ食品の偽装、建築の構造計算の偽装等、役所がきちんとした役所としての仕事をしていないことに大きな原因があるのに、誰もその責任をとろうとしていません。ですから同じようなことは平気で繰り返されてきます。その後、規制を強め、そのしわ寄せを民間に押しつけていくだけです。税金で雇用されている人たちがその仕事をきちんとせずに、保身だけを図っているなんて、私たちは発展途上国に住んでいるのと同じこと。ただ、今のところ、みな食べるに困っていないから暴動とならずにいます。

 最近の犯罪は、いえ、犯罪に限らず、自分さえ、自分の回りさえよければいいという考えが蔓延しているような気がします。
 NHK職員のインサイダー取引だって、情けないほどのセコさです。彼らはみな、他の同年代の人たちより高給をもらっているだろうし、たぶん家庭的にも恵まれ立派な大学もでているでしょう。それなのに何十万円の儲けのために法を犯し、抜け駆けをするようなことをした。恥ずかしいことだと思います。
 吉兆だって、少し高いお金を出していいものを食べようとしていた人を、暖簾の名のもとに平気で欺いていた。
 また、国民のために働くと言って当選した議員が、税金を使った政務調査費で飲み食いし、その領収書までコピーして使いまわしをしている。
 みなセコい話で恥ずかしくなります。

 勉強やお金儲けよりも大切なこと、恥を知る、誇りを持って生きる、私たちは知らず知らずのうちに親や周りの大人の姿からそういうことを学んできたものでした。身の丈にあった暮らしをすることが、本当に豊かな生活といえるのではないでしょうか。

 とはいえ、あまりにも無知では困ります。知り合いのネパール人の青年は、日本に来て一番驚いたことは、「日本の若い人が自分の国の歴史をあまりにも知らないことだ。」と言っていました。自分たちが当然知っている日本のことも、当の日本人が知らなかったことに呆れていました。それも恥ずかしいことですね。
 

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