ジュエルレター

ジュエルレター 2008年6月

みなさん、こんにちは。

プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが75歳にしてエベレストに2回目の登頂を果たしましたね。すばらしいニュースに夢と勇気をもらった方もたくさんいたでしょう。以前にも書きましたが、三浦さんのお父様は100歳のとき、アメリカのスノーバードスキー場で三浦家4世代のスキーをして話題になりましたが、なんと101歳のときの目標は「もっとスキーがうまくなりたい」だったそうです。本当に前向きで素敵な方でした。
 8,800Mを超えるエベレストでは、若い次男の豪太さんも高山病に罹ってしまうくらいの過酷な条件の中、強度の不整脈を克服して三浦さんは、今度はチベットから挑戦したいとおっしゃっています。すばらしい精神力ですね。

 相次ぐ不祥事で「船場吉兆」がついに廃業してしまいました。伝統、老舗とは、表面目に見えないところにすごくお金と時間と手をかけるものだと思っています。だから破格の値段でもそのブランドを愛する人たちがファンとして応援するのでしょう。その目に見えないところで手を抜き、お金をケチっていたら廃業も仕方ありません。今まで「さすが吉兆」と言って舌鼓を打っていたら恥ずかしいし頭にきます。

 私たちの仕事でも、契約に結びつくまでの細かな調査や、入居後のさまざまなクレームやトラブル、一つ一つの対処が信頼となってきます。いくら派手に宣伝しても、店をきれいにしても丁寧な仕事をしていないと必ずほころびてしまいます。
 私自身、何かトラブルが大きくなるときは必ずあとで振り返ってみて、自分でもう少し気をつけていればとか、こうしていればとかの反省点が浮かぶことがあるのです。だって、お客様が気づかないことをきちんとやるからこそのプロなのですから。不動産という大切な人様の財産、手をかけてかけすぎということはないのです。それでもひとつのミスが今までの信用を失わせることがあるので、仕事とは怖いものです。

子育てでも、子供は親が自分を見ているのか、世間を見ているのかをよく観察しています。子供のためにと言いながら、結局自分の見栄のためにしてることが多くあるからです。また、親自身の安心感のために子供に無理な要求をしていることもあります。今、若い人たちが犯罪に巻き込まれ悲惨な結果になる事件が続発しています。一番身近な親や兄弟よりも見知らぬ人間をいとも簡単に信じてしまう・・・親にとってこんな悲しいことはありません。
 また大切に育ててきた子供がとんでもない犯罪を起こしてしまう・・・なぜ?と裏切られた気持ちになります。かく言う私も、自分の子供が何か問題を起こしたときには、私の気持ちが他のことに向いていたことがあり、ハッとさせられたこともありました。子育ては一回きり。後悔しないためにも子供たちの声なき声に耳を傾け、心の目を見るようにして欲しいです。

 地球環境が侵され、さまざまな生態系に影響を与えています。北極海の氷が解け始め、ホッキョクグマが絶滅に追い詰められている様子をテレビで紹介していました。私たちは夏も冬もエアコンで快適に過ごしているのが当たり前になっていますが、今に人間も追い詰められてしまうのでは。
 私の母は、光熱費節約名人で、雨をポリバケツに取っておきその水を掃除や植木に使う、使用しないコンセントはこまめに抜く(おかげでビデオの予約が何度だめになったか)、新聞は日のあたる場所に移動しながら読む(歳だから近眼にもならないので少々暗くても平気みたい)、古い電話帳は油汚れや使い捨て雑巾代わりに使うなどなど・・・時には孫たちものけぞるような節約もするのですが、エコを楽しんでいる様子です。
 自分たちの子孫に、木や生き物を見て生きていることを感動し、自然を残すために今できることは何かと考えさせられます。

廃業してしまいました。伝統舗とは、

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