ジュエルレター

ジュエルレター 2010年9月

みなさん、こんにちは。

 

猛暑と騒がれていた夏もようやく過ぎ、秋の気配を感じるようになりました。「暑さ寒さも彼岸まで」のとおり、昔の人の言葉には自然の中で暮らす知恵を感じます。それにしても暑い熱い夏でした。

民主党の代表選挙は、マスコミや民主党議員だけは熱く燃えていたようですが、国民の気持ちは冷めていたのではないでしょうか?昨年の政権交代から一年で若者たちに「結局誰がなっても同じ」という無力感を植えつけてしまった政治家の罪は大きいと思います。菅さんが代表選には勝ちましたが、なお半数近くの小沢さん支持者が民主党にいることが驚きです。菅内閣が民主党内はもちろん、中国や北朝鮮、アメリカにどのように対処していくのか、舵取りしていく力があるのか不安でいっぱいです。

代表選後やっと財務省は為替介入を実行しましたが、いまさらという感じです。円高にしても、外交にしても本当に国益を考えてまともな政治をして欲しいです。

 

8月に家賃滞納者に強制執行を行いました。長年不動産業をしていて初めてのことです。夜逃げをされた事は何回かありますが、家賃を滞納したまま一年以上居住し、裁判をして判決が出ても退去しなかったのです。「家主破綻」という本を読みました。そこには悪質な家賃滞納者の実例がいくつか出ています。電話代を払わなければすぐに止められる、無銭飲食すれば警察に捕まる、なのに家賃滞納者は平然と生活しているし、家主や管理会社が追い出す事もできない。なんて理不尽な法律でしょう。

当社は、賃貸契約をするときになるべく初期の費用を抑えるため、保証人さんがいらっしゃる方には賃貸保証会社と契約しなくても入居できるように大家さんにお話し、ご理解をいただきます。しかし、今回の強制執行した入居者は、保証会社に加入していました。そのため、裁判にかかる費用や弁護士費用、滞納期間の家賃などすべて保証会社が負担してくれました。もし、保証会社にはいっていなければ、それらがすべて大家さんや連帯保証人さんの負担となります。そのとき、入居者を紹介した当社としても平気ではいられないでしょう。今後は、必ず保証会社に加入する、というのを入居の条件にするのも仕方ないことかもしれません。

当社経営の託児所「さくらんぼぅ」でも保育料の滞納で頭を悩ませています。

保母さんたちはみな子供が好きなので、子供たちの顔を見ると保育を断る事もできず、ズルズルと未納が増えていきます。この保育所は24時間保育なので、夜働いているお母さんも多く、シングルマザーも何人かいます。夜の仕事も店が暇だと給料がもらえない事も多いらしく、なかなか保育料を払ってもらえません。しかし、給料がもらえないからといって当たり前のように滞納する人と、申し訳なさそうに少しづつでも入金して、保育をお願いする人がいます。私は当たり前のように滞納する人には保育を断り、毅然とした態度をとりなさいと言っています。そういう人はいずれ逃げてしまうのです。赤字になっても税金で補填してもらうわけにはいかない無認可保育所です。悪質な親を許していくわけにはいかないのです。

 それでも、一生懸命生きているお母さんたちの役に立ちたいという私の思いは叶えられ、若い保母さんや働くお母さんたちにその思いが伝われば幸せです。

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