ジュエルレター

ジュエルレター 2010年12月

みなさん、こんにちは。
 
今年もあとひと月足らず、駆け足で過ぎていく師走。今年最後のレターとなりました。なんとなく弛緩した雰囲気の年末、朝6時のNHKニュースのトップが市川海老蔵のケガのニュースです。日本ってどうなっちゃうんでしょう。
未曾有の経済危機、外交問題が続出し、隣国との間に緊張感が高まっているのに、酔っ払い同士のけんかに大騒ぎしているのです。あきれますね。
 
長く続くデフレ状態で金利も最低水準を保っています。お金を持っている人たちは運用先に困り、こういう時は以前なら株や不動産が値上がりしてくるのですが、一向にその気配はありません。日経平均もたまに1万円を越える事があっても、すぐに9千円台になってしまいます。小銭を持っている人がお金を使わなくなっているのでしょう。世の中や政治家、家族でさえも信じていない人たちが増えているように思います。よく『何か良い投資先ありませんか?』と聞かれるのですが、人に言われて決めても納得しないでしょう。
そして、すぐに損か得かで比較しています。世の中には損得では割り切れない事のほうが多いのに、うわべだけの数字で、というかその数字に振り回されています。テレビは視聴率に、学生は大学や会社のランキング数字に、会社は決算の数字に・・・。自分の判断基準を持たない人が多すぎると思いませんか。だからニュースでさえも自分で考える事もせず、どのチャンネルでも「池上彰さん」が解説してくれるのをそのまま納得してしまう。言いっぱなし、聞きっぱなしではなく、物事を自分で受け止め、考えることが必要です。
 
先日、孫たち、それぞれ4歳なんですが、ちびっ子ギャング二人連れて伊豆にみかん狩りと修善寺紅葉狩り、御殿場のイルミネーションを見に行ってきました。親は一緒でなく、孫たちと私の母(彼らにはひいおばあちゃん)の4人。
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2000本のもみじが植えられている修善寺











  光のトンネルの中の汽車のきらきらの座席に満足。

みかん狩りは、トイレが少なくてしかも和式。仮説トイレもありましたがすべて和式。みかんをたらふく食べた子供たちは、「おしっこ~、う○こ~」と叫びます。急いでトイレに行くけど観光客で大行列。仮説トイレがやっと空いたので連れて行きましたが、始めて見る和式トイレなので逃げてしまい、入ろうとしません。ようやく障害者用のトイレの順番を譲っていただき、用を足す事ができました。お世話かけました。
 今は、家庭だけでなく幼稚園、保育園、学校もトイレがとてもきれいで明るくなっています。高速道路のサービスエリアのトイレもとてもきれいです。それに比べて、観光地のトイレはまだまだ汚くて、和式しかないところ、ティッシュペーパーもないところがたくさんあります。今回も、みかん狩りの農園だけでなく、沼津の観光お土産センターのトイレも全部和式で、子供たちがうまく使えず大変でした。子供に限らず障害者やお年寄り、妊婦さんなどの事も考えて、公共のトイレ、特に観光地は洋式を少しでも設置して欲しいです。
 
 今は違うかもしれませんが、20年ほど前に中国に行ったとき、ほとんどのトイレが仕切りも、ドアもなく、真ん中に溝があるだけでした。旅行社の人から風呂敷を持っていくように言われていたのですが、それはドア代わりだったのです。当時小学6年生の次女は、それでも前や後ろで他人が用を足しているのが見えるので、いやがり、絶対に町のトイレを使わず、ホテルまで我慢をしていました。私は、そんな神経質な事では世の中生きていけないよなどと言った覚えがあります。日本のトイレは世界一きれいだと上海万博でも実証済みですが、地方にはまだまだトイレに予算を費やせていないようです。
 
 今年一年、ジュエルレターを読んでいただきありがとうございました。
 みなさまどうぞよいお年をお迎えください。

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