ジュエルレター

ジュエルレター 2011年1月

2011113.jpgみなさん、あけましておめでとうございます。
鏡開きも終わり、お正月気分は取れましたか? 私も休みの間だらだらしていたので、気を引き締めているところです。だけど、ねむい、ねむい・・・。
 
 年が替わると毎年のことながら不動産やのテレビCMが多くなります。どの会社も今人気のアイドルを使ってイメージ作戦を繰り広げています。基本的には不動産の物件は、どの業者の情報も共有しているのが原則ですから、お客様は物件というより、どこの不動産業者を選ぶかという事になります。街の不動産業者のイメージは、今まであまりよくありませんでしたので、大手業者はテレビCMで効果を挙げているのでしょう。
とはいっても、不動産は入居してからのフォローがどれだけできるかというのが大事です。今は『生きる力』が不足している人が多いので、テレビや洗濯機の設置、電話の取次ぎ、果てはリモコンの動かし方などでも業者にどうしたらいいか聞いてくる人がいます。また、鍵をなくしてなんとかして、と夜遅くや休日に言ってくる人もいます。自分で、鍵屋さんを頼むことをしないのです。今は、24時間営業しているコンビニなどがあるので、不動産屋も24時間、年中無休で対応すべきだと思われています。わが社でも、休みの日でもなるだけ細かいトラブルに対応できるように、努力していますが、まずは自分で対処する事も生きていく上で必要な事だと思います。
 
 先日成人式がありました。今は20歳といっても昔の20歳とは違いとても子供です。そしてみんな素直。私たちが20歳のころは、世をすねて突っ張り、大人や社会に反抗していたものでした。親に口うるさく言われたくないので、早く家を出たい、早く結婚したいなどと思っていたりもしました。今は親に反抗しても出て行かず、家にこもっていますが、昔は家を出るのが普通です。若いときの貧乏暮らしは当たり前だったので、ぼろアパートでも平気でした。ですが、今は学生でも一から何でも揃ってきれいなところで生活しようとしているので親も大変だし、自立はなかなかできません。親も子も、もたれあって生きているような人が多くなってきました。現在、年齢は7割法則などといわれ、実際の年齢の7割が精神年齢だという意味ですが、30歳にしてやっと21歳の考えになるという事でしょうか。そういえばうちの子供たちも30歳を過ぎてようやく大人らしくなって、常識もわきまえるようになったものだと、妙に納得しています。
 
 私は今年58歳になるのですが、友達の間ではちらほら定年の話が出ています。60歳で定年という人は多く、50代ですでに定年となり、子会社に出向中という人もいます。だんなさんが定年になって毎日家にいるので憂鬱だなどといっている友人もいます。幸いにも私は自営なので定年はありませんが、若い人たちに仕事を少しづつ譲っていきたいという気持ちはあります。今、若年の人たちの就職が困難で社会問題になっていますが、60歳になってもやはりまだまだ隠居するには若すぎ、現役で働きたい人も多いでしょう。しかし、日本の会社では中高年の給与水準が高すぎて、低成長の中、若者の新規採用をためらっている会社も多いと思います。現実には60歳を過ぎてそれほど生活費にかかるとも思えないので60歳になったらボランティアの気持ちで、また定年前でも高齢者を今までの給与の3分の1くらいにしても、若者の採用をすべきではないでしょうか。
 民間会社の利益や役所の税収が増えていく時代ではないので、今、高い給料を得ている人たちの給与体系を見直して、若い人たちを採用していくようにしないと人材の空白期間ができてしまい、事業の継続性を考えても大変な事になると思います。国民に安心感を与えられない政治が悲しいですね。
 
 では、本年もよろしくお願いいたします。
 

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