ジュエルレター

ジュエルレター 2011年8月

みなさん、こんにちは。

 8月もあと3日。今日は、民主党の代表選が行われています。今の政治について考えると胸が悪くなるので、今月はこの話題に触れないようにしたいと思います。今の政治には何も期待していないので。
 
 私たち不動産業者は、お客様に入居していただくのに、入居後トラブルが起きないように身元の審査をしたり、情報を集めたり、ご本人から事情を伺ったりします。昨今のような不景気な時代になると、仕事がリストラされたり、家が競売に係り手放したり、離婚や親の再婚などで家を出なくてはいけなくなったなど・・・様々な事情があります。住居は最低限、人として暮らすための必要なところですからなるべくその事情を勘案しながら、家探しのお手伝いをしているつもりです。しかし、お客様の中には、はじめからうその申告をしたり、事情をお尋ねすると怒り出したりしてしまう方がいます。中には「プライバシー侵害で弁護士に訴えてやるっ!」などと、怒鳴りだす人もいます。
 
不動産業者には守秘義務があり、また個人情報の使用にも厳しい制限があります。ですが、入居申し込みに際しては、お客様の本当の申告事項がどうしても必要です。不利な条件があればあるほど、正直に話していただき、その方に適した物件を探します。大家さんには本当の事情を話し、ご理解いただくよう説得します。しかし、はじめからそういうことを拒否されては、お手伝いしたくとも出来ません。
 
 怒って、怒鳴ってしまう方は、言いたいことを言ってしまうと落ち着いてきて、しばらくすると、だんだんと、いろいろな事情をお話くださいます。ですからこちらが話を聞く姿勢をとり続けることが大事です。
 しかし、最初からうそを申告してくる方は、結局こちらの気持ちは伝わらず、
逃げるように去っていきます。不利な事情は隠さず、業者を味方にしてしまった方がいいのにと、いつも残念に思います。
 
 不動産の売買でも賃貸でも、無条件にいい物件、いい条件の人はどこの業者でも大歓迎。特に大手の業者はそういう物件しか扱いません。
しかし、不動産業者が扱うのは物件であって「モノ」ではありません。ひとつとして同じ条件、同じ「モノ」などないのです。そこに人の心、思いが介在し、お客様の人生の一部の期間の舞台として存在するのです。もし、私に文才があれば、こんなに長い間、多くの人の人生を見ているのだから、直木賞レベルの小説くらい書けそうなのだけど・・・。
 ですから、私たちの仕事は、お客様の幸せを共に祝福し、悲しみや不幸を明日への希望へと、少しでも近づくようにとお手伝いすることなんだと思います。
 そのためには、不動産業者はお客様から信頼をされる存在でなくてはならないし、より厳しいモラルと能力が問われるのではないかと思います。
 
 さて、明日、私は健康診断の日です。本当は、先週から酒を断ち、食事も一食は抜いてダイエットしたかったのですが、意志の弱さが災いし、また、「普段どおりの生活じゃないと本当の健康診断とはいえない」などと開き直り、暑い毎日、仕事が終わるとまずはビール、お風呂から上がるとまずはビール、おいしいつまみがあるからとビール、ご飯がおいしいとついお代わり、買い物に行くと焼きたてパンのにおい・・・で、パンをつまみ食い、旅行に行くと朝市で試食しまくり。後悔、先に立たず。普段以上の美食な毎日で、体が超重いのです。
 みんなにやつれたと心配かけないようにするのも楽ではありません。

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