ジュエルレター

ジュエルレター 2011年9月

みなさん、こんにちは。                                                                              
 
 台風の被害が各地で大きくなっています。映像で見ると3月の津波の被害を思い出して、被災者の方にかける言葉もありません。日本は本当に自然災害の多いところ。その代わり、自然のすばらしい景色、温泉やおいしいものに恵まれて、またそれらを求めて私たちは旅に出ます。和歌山で川底にある、天然露天風呂が売り物の温泉宿が土砂に埋まった映像を見て息を呑みました。日本には同じような秘湯があちこちにあります。川底までケーブルカーで行くなどがうたい文句の温泉宿、だけど、自然が売りの施設は自然災害に弱いです。それも利用する人間は覚悟すべきですね。
 
 野田政権は、復興再生のために増税案をすすめています。震災前から日本の財政は破綻寸前で、いずれは消費税率のアップなどやむをえないことだと思っていました。しかし、復興の錦の旗のもと、所得税、相続税、法人税、消費税と当然のように増税を考えている政府には同調できません。景気が良いとはいえない中で、経費を絞りに絞って利益を上げている民間企業に対し、恵まれすぎた公務員、行政機関の無駄が削減できないまま、増税してよいのでしょうか。民主党がマニフェストに掲げた公務員の給料2割カットは実現していません。
 私は、宗教法人の非課税見直し、配偶者特別控除の廃止、国会議員の無料パスのうち、グリーン車は除く、議員年金の更なる減額、議員の定数削減、公益法人の廃止、このようなことだけでもきちんとなされれば、今すぐの増税など必要ないのではないかと思います。その上で、復興、景気回復を待ち、消費税率を上げれば良いのではないかと思います。
 
 更に誤解を承知で言えば、確定死刑囚の刑の執行を速やかにするだけでも、かなりの経費は削減できます。また、生活保護受給者の精査、公営ギャンブルの当選金に源泉税をかける・・・などはいかがでしょうか。その上で最終的に直接税間接税の直間比率を見直し、間接税の割合を増やせば補足できない税も減るでしょう。政治家、官僚は知恵を出しあって国難に対処して欲しいものです。
 
 日本のいわゆるバブルがはじけて、約20年。20年間ずーと資産価値が下がり続けていたなんて驚きですが、本当に長い長い間の資産デフレです。そしてそれはもうストップしたかというと、そうでもありません。ですから、不動産を売りたいと当社を訪れるほとんどの方は、想像以上に安い意査定金額にがっかりされます。そして安く売却しても、次に購入したい物件というのはさらに条件がいいものですので、安くはないので余計にがっかりされます。
 いくら値が安くても売れない物件と誰もが欲しがる売れる物件、その差は開くばかりです。でも、お客様はなかなか納得してくれません。特にご自身で住んでいた場合、いいところをいっぱい知っているので、一般的不動産屋の査定には満足してくれないのです。それが相続財産だったり、賃貸に出していた物件だと割りに納得してくれます。親ばかとおんなじで、自宅ばかになってしまうのでしょうね。でもそれは仕方のないことで、愛すべきことです。そういうお家は、それなりに住みやすくなっているのですから。愛を注ぐのが必要なのは、人だけに限りません。

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