ジュエルレター

ジュエルレター 2011年12月

みなさん、こんにちは。                                                                              
 
早くも師走となりました。毎年毎年、本当に一年が早く過ぎてしまいます。特に今年は、年明けから仕事が止まってしまっていたような気がします。震災後の計画停電で事務所を閉めたり開けたり、仕事への影響もかなりありました。
それでもこうして去年と変わらない暮らしが出来るのですから、私たちは幸せです。被災地の仮設住宅に住んでいる方は、これから厳しい冬の寒さに立ち向かっていかなくてはなりません。大切な家族をなくした方たちは、季節の移り変わりと共に、思い出と悲しみを新たにすることでしょう。ささやかな希望の光でも早く見つけて欲しいと願うばかりです。
 
民主党政権になってから、千葉景子法務大臣をはじめ、不適所な不適な人物が大臣として就任していましたが、今の一川防衛大臣もひどいですね。ブータン国王夫妻のパーティー欠席もそうですが、今回の防衛局長の沖縄での暴言に対し、米兵の少女暴行事件のことを聞かれ、「詳しくは知らない」などと国会で発言してしまいました。この人は、自分がどういう立場に立って発言しているのかということさえまったくわかっていないのです。こういう人が、大臣というポストについてどのような仕事をしていくつもりなのか、国民の気持ち、部下の気持ちもわからず、米国とのまともな対外交渉も出来るわけもなく、こんな人が国防を担うトップの地位にいることに不安ばかりが募ります。失言云々より、大臣としての資質がないのですから。
民主党には本当に人材がいないし、大臣というのを単なる権力ポストのひとつとしか思っていないのではないかと思うことがよくあります。国民のためには一日も早く辞めて欲しいですね。
 
「キッズルームさくらんぼぅ」を開設して2年半、ずいぶん皆様に認知され、一時利用者も増えてきました。このたび、NPO法人として認証もされ、職員一同気持ちを新たに、働くお母さんの役に立ちたいという理念に基づき頑張っています。しかし、経営は相変わらず赤字です。こうして育児業務にかかわっていると、この国、この町の子育て環境の貧困さに情けなくなってきます。さくらんぼぅは、24時間対応で、特に公立の保育施設では対応できないお母さんたちに利用してもらいたくて始めたのですが、夜のお店に勤めるひとたちの環境もこの不況でとても厳しく、今までは勤務先で保育料を半分補助してくれたところが、補助を打ち切られたり、仕事そのものがなくなってしまい保育料が払えなくなった人が増えています。若いママたちは、ぎりぎりの生活費で子育てをしています。働く場所も亡くなってしまったお母さんたちにとって、さくらんぼぅの保育料はやはり負担が大きく、昨年から今年にかけて子供の数は半減しました。しかし、その人たちは働かなくては生活が出来ないので、子供たちを家において出勤していると思われます。さくらんぼぅの保育料は、経営していくに当たり、ぎりぎりの数字なので、毎月保母さんたちのお給料が出るかでないかのところでやっています。だから行政が子供たちの保育料のいくらかでも補助してくれればと切に願います。明らかに困っている子育て中の人たちがいるのに見放されているこの現状はおかしいと思います。認可保育園の数が足りず、また時間等でも対応していないのですから、それに預けられない家庭には、さくらんぼぅのような託児所で使える「保育券」などを行政として発行してはと思うのです。議員や市の職員の方たちでもこういう実情を知っていながら何も手を差し伸べてくれないので残念です。保母さんたちも自分たちが子育て中ですので、本当に薄給で頑張ってくれているので頭が下がります。彼女たちの志の高さに救われているのが現状です。
 
不況の中、本日国家公務員にボーナスが支給されました。民間ではボーナスなどもらえない人たちが大勢いますが、しっかりと前年よりもアップした額だそうです。それで増税というのも本当になめた話ではないでしょうか。被災地で職もなく冬を迎える人たちのことを考えると胸が苦しくなります。
今月は17日18日に被災地にクリスマスプレゼントを持って横須賀の若者たちが行きます。我が家の次女も、モンゴル800のキヨサクさんとコラボでフラダンスを踊るチャリティイベントを南三陸町で行います。そのためにまたカンパを集めています。若い人たちがこうしていつまでも継続して東北の地に足を運んでくれることをとても頼もしく、横須賀の住民として誇らしく思います。

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