ジュエルレター

ジュエルレター 2012年3月

みなさん、こんにちは。
 
雨の多い3月です。今年はいつまでも寒く、三浦海岸の河津桜もまだまだ見ごろ。梅と桜と桃、すべてが同時に見ることが出来るかもしれません。待ち遠しい春、もうすぐです。
 
政府は「税と社会保障の一体改革」の名のもとに、今月中になんとしても消費税増税の法案を提出しようとしています。消費税を初めて導入しようとした当時、反対を唱えて、しゃもじを持ったおばさんたちが、旧社会党から大量に参議院選で当選をして、当時の土井たか子さんが「山は動いた」と言ったことを覚えています。そのときの彼らの言い分は、「消費税を導入しなくても税の自然増収でやっていける」というものでした。しかし、それから景気は下降し続け、税収は減る一方です。そのとき大量当選した議員は、ほとんど民主党に移ったりしています。そして今度は民主党で増税論議。厚顔無恥というのはこういう人たちのことではないかと思います。
政治家が自分の言った言葉に責任を感じない、刑事被告人として裁かれている人が議員として報酬をもらっている国などあるのでしょうか?国民は怒ることにも疲れています。
 
値上げ予定の消費税の一部で「総合こども園」なるものを設立し、幼児教育と保育を一体化させようとしています。予算がつくと、どうしてこういう新しいシステムを考えるのでしょう。当然、新しい組織には関係官庁からの天下りのポストがいくつも出来るのでしょう。今、待機児童の受け皿になっている、民間の無認可保育所への助成のほうが、予算もかからず、すぐに出来ることだと思うのですが、なぜかそうはならないようです。本当にもどかしくてなりません。子育て世代を本当に支援していく仕組みを確立しなければ、少子化、そして年金制度の崩壊は避けられないと思います。
 
横須賀では今年に入ってからも夜の街が淋しく、飲食店の営業も厳しい日々が続いています。店舗の退去にも歯止めがかかりません。今は、若い人たちはお金も無く、お酒もあまり飲まない人が増えています。バブルの頃、飲み歩いた人たちはみな年金暮らしになり、夜ではなく昼オケに行っています。
今もし、企業の交際費を全額経費で損金参入できるとしたら、飲食店の売り上げもかなり違うのではと思います。民間企業にとって、その利益の中で接待交際費を使うのは当たり前の営業姿勢だと思うのです。それを損金で落とせない、あるいは金額に制限などかけるから縮んでしまうのではないでしょうか。税金を搾り取ることばかり考えないで、利益を生み出し、商売を活性化し、多くに人たちが税金を払えるようにして欲しいものです。
 
 被災地の瓦礫の受け入れ処理がまったく進んでいません。政府は各自治体にお願いする姿勢をとっていますが、国としてどうすべきかという考えを打ち出していません。もちろんそのためには、瓦礫の安全性や処理方法などを国が自ら検証し、説明をしていかなくてはなりません。その責任を放棄してしまっています。震災から一年もたつのに、瓦礫の処分先も決まらずに被災地に積み上げられています。横須賀にも処分場があり、そこに焼却灰を埋めるというので反対運動が起き上がっています。誰でも被災地の苦悩を受け止めたいという思いはあるのに、こうして反対の声を上げてしまう。国がだらしないからに尽きると思います。サッチャーさんが言っていました。政治家に必要なのは、「どう感じるか」ではなく「どう考えるか」そして「どう行動するか」だと。
 本当にそのとおりだと思います。決断の出来る政治をして欲しい。

お問い合わせはお気軽にどうぞ

ページの上に戻る