ジュエルレター

ジュエルレター 2012年9月

みなさん、こんにちは。
 
いつまでも厳しい残暑が続いています。これからだんだんと秋の気配がしてきて、風や空気が変わります。もっとも苦手な時期がやってきます。毎年この季節の変わり目には、体調を崩し、せきがひどくなってきます。春に桜が咲く如く、秋に紅葉が色づく如く、わたしの喘息も律儀に始まります。本当に厄介ですが、上手に付き合っていかなくてはならない運命です。わたしの見た目がはかなげではないので、暴飲暴食がたたったと思われるのが悲しい。
 
池波正太郎の「真田騒動」を読みました。関が原で親子、兄弟、豊臣徳川双方に別れ、生き残った信州松代真田藩の徳川時代100年くらいの家老、恩田木工の藩財政建て直しの騒動を書いたものです。今の日本の姿そのものではないかと思うような、巨額の借り入れ、太平の世になり何の働きもない武士たちの既得権の取り合いや賄賂の横行、不況の中での増税、そういう中で建て直しにかかった恩田木工と藩主の、身を持って示した質素倹約の姿に領民が協力していく姿、また、他の藩との外交をいかにしたたかに、どのように生きたお金を使っていくか、どうか、今の政治家に、公務員にぜひ読んで欲しいと思いました。人の心を動かすものは、言葉などではなくリーダーの姿勢、覚悟がどれだけ大切かということを、江戸時代の話ながら今に教えてくれています。
「人間は100年以上生きていけるものではない。しかし、今の自分の100年が後世の人の100年の始まりになるということを心得ておくのだ」と、木工の父の言葉として、物語は締めくくられています。わたしたちは、未来につながる今を生きていることを心に刻んでおかなくてはならないと思いました。
 
中国、韓国との領有権をめぐっての険悪な状態が続いています。政府はあくまでも国連や国際裁判所などに訴えて、平和的に解決を目指すとしています。しかし、当事者間で何も解決努力をせず、話し合いもせずに国連の場で、果たして日本の主張が理解してもらえるのでしょうか。アメリカは別としても、世界の中のアジアの2国間の領土争いみたいな感じでしか受け止められていないのではないでしょうか。ましてや、日本政府は不法入国して逮捕した中国人を何人も釈放してしまっているのです。それで世界に訴えて日本の思うような主張が通るのか、はなはだ疑問です。民主党は中国と直接対話、対決することを以上に避けています。そして突然尖閣を国有化などと発表するのですから、中国だって「やるかっ!」って姿勢になってきます。民主党は外交をめちゃめちゃにして、自分だけ紳士ぶっているようです。本当に幼稚な党だと思います。
 
かといって自民党がそれに変われるか、反省して新しい党になったかは、これまた悲しいことに疑問です。ですが、ぜひ反省し、学習し、大人の党としてやり直してもらうしかありません。そのときには、老害となるおじいちゃんたちにはきちんと退場して欲しいものです。
 
そういう中で、若い人たちが結婚、出産しない方向にあることは大変な問題だと思います。結婚や子育てに魅力を感じない、むしろデメリットとして捕らえている人たちがいる。また、出産後の環境が整っていない不安もある。そういうことをいわれてから何年もたちますが、残念ながら政治家がそのことに真剣に取り組んでいる様子はありません。自治体なども結局は予算不足といういとことで片付けられてしまいます。
ですから若い人たちへの支援は、民間で、社会全体で応援するしかありません。「キッズルームさくらんぼう」もそういう理念で発足しました。補助金を当てにすることは出来ないので、皆さんの寄付と、支援者の援助のみで、子育て中のお母さん、お父さんの力になりたいと頑張っています。
前にも書きましたが、(よこすか元気ファンド)を通して「NPO法人キッズルームさくらんぼう」に寄付をしてくださると、大変ありがたく思います。寄付控除の対象にもなりますので、所得税、住民税などが50%程度ですが、税額控除されます。詳しいことは
横須賀市役所市民生活課 協働推進  046-822-9699
市のホームページ よこすか元気ファンド
で、ご覧ください。
 また、直接さくらんぼぅへ寄付をお申し出になっていただいても良いです。
ぜひ皆さんのご協力を頂きながら、社会に必要とされていると自負している施設、事業なので,子供たちのためにも長く続けて、子育てはすばらしいと若い人たちに感じてもらえる横須賀の町にしたいと思います。

お問い合わせはお気軽にどうぞ

ページの上に戻る