ジュエルレター

ジュエルレター 2012年10月

みなさん、こんにちは。

 

 とうとう私も韓流ドラマにはまってしまいました。チャングムの誓いなどの歴史ドラマだけでなく、現代ドラマもこのところ録画して、いくつも見てしまいます。設定はほとんど同じで、出演者の顔ぶれも決まっているんだけど、ドラマの王道、金持ちの男の子と苦労しているけなげな女子が周りの苦難に負けず結ばれるという設定で、幾通りものドラマになっています。「水戸黄門」を見ているような安心感があり、それなりの意地悪な悪者が出てきて、それもすごくわかりやすいので笑えます。最後はハッピーエンドになるのがわかっているので、楽な気持ちでそのプロセスを楽しめます。多くの中高年の女性が、はまってしまうのがよくわかります。作り方がいかにもチープで、同じセットを何回も使っているのが見えみえなのも笑えます。                        

 

 先日で、浅草の6区にある名画座3館が閉鎖してしまいました。私は浅草が好きで、東京へ行っても新宿や渋谷などは苦手で、つい浅草へ足を向けてしまいます。特に,6区の近辺は、昔懐かしい風景を保ち、なんだかほっとするところです。映画館も3本立て、2本立てで、出入りは自由、やくざ映画、昔の日活裕次郎もの、エロ意映画など昔懐かしいラインナップで上映していました。周りには昼間から,ホッピーやモツ煮をつついている人たちや、寅さんに出てくるような古着を売っている露店があり,とても楽しい場所です。

 先日友達と上野に絵を見に行った帰りにも寄って、遊園地の「花やしき」へ行き、超レトロなジェットコースターに乗ってきました。狭い敷地を木製のローラーコースターが通り抜け、結構楽しいものです。私が子供のころ、向島に父のいとこが住んでいて、時々泊まりに行きました。そのたびによく、伯父が、夜の「花やしき」に連れてってくれました。そして、このジェットコースターに乗せてくれたのです。だからとても懐かしかったです。

 私が始めて回転寿司を体験したのは、その伯父のお葬式が浅草のお寺で行われ、この街を訪れたときでした。長女が生まれたばかりでしたのでもう35、6年前になるでしょう。当時、お寿司はとても高価なものだと思っていたので、一皿100円でお寿司が食べられるのは衝撃でした。今ではどこにでもある回転寿司ですが・・・・。

 そういうわけで、私にとって、6区の映画館の閉館は、とてもさびしく、新しい発見や喜びのある浅草が、他の街のようにありふれた、つまらない街になるようで、悲しくなります。次々と新しい建物やビルが出来ても、街に表情がなく、どこも同じようなものに見えてしまうのは、私だけでしょうか。

  週刊朝日で、橋本大阪市長を貶めるための連載記事の問題は、本当に根が深いものだと思います。大手の出版社やマスコミは、さも進歩的なことを主張しているようですが、その心根は差別意識と弱者への偏見に満ちているように感じられてなりません。同和出身者、在日外国人、ひいては女性が男性と同じ土壌で著しく活躍した場合の差別的報道(たとえば、小池百合子さんが防衛大臣になったときなど)には、いつも怒りを覚えていました。橋本さんについては市長に立候補したときの週刊文春などの報道も許しがたいものがありました。本人はともかく、子供や親についてまで誹謗中傷する権利がどこにあるのでしょう。自分の力以外のことでどうにもならない出生や性別などで、一生懸命生きている人をさげすむ行為は、本当に卑劣で、許せません。残念なことに、そういうことを率先して正すべき一流のマスコミが、差別意識に凝り固まっていることを証明してしまいました。

  それにしても民主党の大臣人事はひどいですね。特に拉致担当大臣については、民主党政権では、拉致問題を解決しようとする気がないようです。松原仁さんを担当大臣にしたときは、やっと適任者をと思ったのですが、すぐ交代してしまい、田中慶秋大臣は今回辞任となりました。腰をすえて解決しなくてはならない拉致担当大臣を毎回なぜころころ替える必要があるのでしょう。被害者家族の無念さを思うと腹が立ってなりません。大臣という地位、職責をもてあそぶような政治はもうたくさんです。破綻している国家の財政から、こんな人たちへ報酬が支払われているなんて、本当に情けないと思います。

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