
ジュエルレター 2013年2月
みなさん、こんにちは。
寒い日が続いています。そして、例年以上の花粉と中国の大気汚染、私にとってまたまたつらい日々です。でも、日ごとに日差しが明るく、夕方5時になっても周りが明るいのはうれしいですね。春を迎えるための行事があちこちで行われているニュースを聞くだけでわくわくした気持ちになる私は単純すぎ?
3月1日からは東大寺の2月堂のお水取りも始まります。先日奈良へ行ったとき、お水取りに使われる松明を見せてもらいましたが、すごく大きくて、その松明を振り回しながら走るお坊さんはすごいなぁと思いました。1000年以上も受け継がれてきた行事にロマンを感じてしまいますね。
最近私は、お店で買い物をするということがほとんどなくなっています。食料品やお酒は別ですが、たとえば洗剤や本、衣類などもほとんどネット通販です。本は、アマゾンかブックオフ、書店にはほとんど行きません。うちで使う調味料などもすべてネットで注文しています。私のような人はどんどん増えているでしょう。日常当たり前に使うものは、もうお店で買わなくなってきているのでは。ということは、これからの商店は、非日常の何か楽しみを提供できなくては成り立たないのではないでしょうか。スゴワザの大道芸人風販売人とか、直輸入の雑貨用品、じかに見てさわって楽しい絵本やさんなどなど。
そのお店にいること自体が目的になるような、そんな商店が生き残っていくのではないかと思います。パナソニックやシャープが普通の白色家電だけを作っていたのでは、やっていけないように、小さな商店も今までと同じことをしているだけでは衰退してしまいます。
わたしたち不動産やさんも同じです。ただ物件を紹介しているだけでは、これだけ情報がオープンになった時代では、ホームページに多額のお金をかけられる大手にはかないません。どうしたら、お客様に選んでもらえる不動産屋になるか・・・・。どこまで、一人一人のお客様の立場になることが出来るか、大家さんと入居者との間で、双方の立場に立とうとすると迷うことが多々あります。両方から不満を告げられることもあります。そんな時は、結構落ち込みます。でも、相手のためにとした判断は必ずわかってもらえると信じています。
確定申告の季節です。政府は配偶者控除を廃止して、その他の財源に充てるような提案もしているようですが、大賛成です。日本人もそろそろ税制も福祉も個人、個人に課税、給付するようにすべきだと思います。家族単位の控除は、様々な形の家族が混在し、単身者世帯が半数を超えている今の時代にはゆがんだ制度になってきています。年金の第三号被保険者制度にしても、批判が多いのは、働く女性が当たり前になってきていて、また働く本人自身も正社員ばかりではなく派遣やパートなど様々な形をとっているにもかかわらず、サラリーマンの配偶者だけが恩恵を受けていることに問題があると思うのです。
ぜひ、国会で大いに論議し、配偶者控除、配偶者特別控除を廃止し、その財源を子育て支援、福祉の充実に配分するようにして欲しいです。
先進国の中でも日本人は、大人になりきれない大人が大手を振るっているように感じます。ティーンエイジャーでもない大人が「かわいい」といわれる振る舞いをしてテレビに出ていたり、年配の人がいきなり議論せずに切れてしまったり、良いか、悪いか、どちらかに属さないと許されない論調になったりすることが多く見受けられます。ですから成人式でもくだらない反抗をして、回りに迷惑をかけています。
といっても、国会中継の中でのヤジのすごさ、言葉の汚さを中継しているのを見れば、それも仕方ないかとも思ってしまいます。人の話を聴くより妨害するしか能のない人たちが、国会議員としているのですから。国民の品位をこれほど貶めていることはありません。