ジュエルレター

ジュエルレター 2013年8月

みなさん、こんにちは。
 
本当に毎日暑い日が続いていますね。横須賀はほかの都市に比べても風が涼しいはずなんですが、このところ空気が「もぁ」っとしてて、風を感じることができません。部屋の中にいて窓全開にしていても、まったく風を感じず、熱気だけが上昇していく気がします。それでもエアコンが苦手な私は、自宅ではほとんどエアコンは使いません。それなのに、今年は電気代がとても高いのです。光熱費の値上げはボディブローのように、じわじわと苦しく感じてきます。
 
福島原発の汚染水タンクから高濃度の汚染水が海に流出したニュースを見ても、東電の人たちは他人事みたいな淡々とした口調で「流出していないとは言えない」など答えているのに、地元の漁師の方々は、必死の面持で,それでも今年の漁をあきらめざるを得ない口惜しさをにじませ、対照的な表情でした。福島の農家や業者の人たちには本当にどう手を差し伸べていいか、どうしたら前に進むのか、何もできなくて悔しい思いです。
 
先日ある雑誌で、宮城県のある市町村で、震災の瓦礫の処理を住民自身で分別作業を行い、6分別し、再生できるものは再生し、すべての処理を住民が行い、業者に処理を任せた場合の10分の1くらいの費用で瓦礫処理を終了したとの記事を読みました。住民に仕事を与えることができ、業者に頼むよりも費用が節約でき、丁寧な分別作業でリサイクル可能になる。何よりも、その瓦礫には住民の生活していたさまざまなものが含まれているので、みな丁寧に、黙々と作業をしていたそうです。
私はこういう報道をもっともっとしてほしいと思います。復興予算を巡り、全国からその利権をめぐりさまざまな業者が殺到しています。また、復興には全く関係ない役所の事業に、復興予算がつぎ込まれていて問題になっています。そういう人たちは、地元住民の方たちの瓦礫処理のニュースを聞き、恥を知ってほしいです。
 
先週、横須賀市では日教組の大会が開かれました。そのためか、先週の終わりごろから、右翼の街宣車、機動隊が物々しく街中に姿を現していました。特に右翼は大音量のスピーカーから皇国を憂う音楽や演説が流れていました。
私はこういう光景が2013年の現在でも、私が学生のころからずーと変わらず続いていることに驚いています。横須賀には米国海軍の基地があり、原子力潜水艦入港の時など、左翼系の人のデモ、右翼系の街宣車が入り乱れ、右翼も左翼も主張は同じなの?と思ったりもするのですが、ちゃんと対立もしてたのね。
妙に納得です。
 
車ばかりの私ですが、たまに電車に乗ると結構怪しい人が多くて、退屈しません。先日も京急で私の隣に座ったアキバ系とおぼしき30代のお兄さん、手元のスマホを見ながら体をゆすり、踊っているつもり。そのうち「うぉっほー,ひゃっほー」などと奇声を発し、ニタニタ。私も驚いたけど、前の座席にいた女子高校生二人がびっくりしてこちらをみます。お兄さんは全く周りが目に入らず自分の世界。降りる時もスマホを見ながら、腰をフリフリ降りていきました。自分の部屋がそのまま電車になったみたい。
また、電車の中で化粧をしている女性に、おじさんが注意をしていたことがありました。しかし、その女性はおじさんを見るでもなく、化粧をやめるでもなく、恥ずかしそうにするでもなく、まったく無視なのです。まるでそこに誰もいない、何も聞かない感じ。お見事でした。
私が働いていた不動産屋の社長(亡くなっていますが)は、電車で通勤していて、優先席に若者が座っていると、その膝に悠然と座っていたそうです。若者もびっくりでしょう、早々に逃げ出したとか。いろいろウォッチングしていると面白いですね。
 

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