ジュエルレター

ジュエルレター 2013年10月

みなさん、こんにちは。

今年は大型台風の当たり年。伊豆大島での大惨事も痛ましいばかりです。山が多く崖地に家が密集している横須賀の住人には他人事とは思えません。そして災害にあった人たちがいる避難所での暮らしも楽ではありません。全くプライバシーがないし、お年寄りや体の悪い方たちにはつらいものがあると思います。東北の震災の後、避難所に訪問した際に、体に張るシップを持って行ったらすごく喜ばれました。皆さん、体のあちこちが痛いのを我慢していた様子でした。
他人の目があるので横になってもだらしない恰好はできず、私など寝相が悪いので避難所ではとてもひんしゅくものだと思います。次の大型台風もやってきているみたいで、早くすっきりした秋空が見たいです。

阪急グループのホテルで高級食材を偽装表示していた件が明らかになりました。今までも偽装表示で信用を無くしてしまった事件が多くあったのに残念です。ホテルの社長は、「これは偽装表示ではなく,誤表示です」などと言っていますがいい加減にしてほしい。外食でも格安のところと高額のところの二極化がはっきりしている今日この頃。同じエビチリでも「バーミヤン」とホテルの中華では価格も内容も違って当たり前。それでも値段に見合う食材だからと高いお金を払うお客様に対してよく恥ずかしくないのかとあきれます。

不動産を案内していてお客様に言うのは「不動産に掘り出し物はありません。安いものは安いなり、高いものは高いなりの理由があります。自分の許容できる条件を安い方に合わせられるなら、安くても満足する物件に出会えます」と説明します。食材にしても、希少なもの、なかなか手に入らないものを食べたければ高いお金を出して食べるでしょう。旬の素材ならば安くてもおいしく食べられることはみなさんご存知でしょう。しかし、高級ホテルで出た九条ネギが普通のねぎと全く同じ味だとしたら、九条ネギを精魂込めてこだわりを持って生産している生産者に、誤表示ですと平然と言えるのでしょうか。

以前にも書いたと思いますが、この国の偉い人たちや上の地位にいらっしゃる方たちは本当に謝ることが嫌いですね。不祥事を起こして憮然と記者会見で謝っている経営者、責任者に誠意を感じたことは全くと言っていいほどありません。自分たちのほうが運が悪く、こんな思いをして大変なんだという気持ちがありあり見えています。それは企業に限らず行政でも政治家でもみな同じです。被害者や消費者、国民のためではなく、マスコミの前で仕方なくという感じ。マスコミも本質を追及することなく、謝らせれば気が済んだように報道がしぼんでいく、反対に謝る必要がない場合でも執拗に頭を下げるまで追い込んでいきます。こんな茶番劇のような始末の付け方をしている限り、反省もなく問題解決には至らないでしょう。

そしてそういう経営者の下で働いている多くの従業員は本当に気の毒だと思います。働く人にとって自分の会社や仕事に誇りを持てないことほど情けないことはありません。家族のためにとその口惜しさやつらさを我慢している人たちがたくさんいます。事業を行う目的って何でしょう。もちろん自分や家族が食べるためにお金を稼ぐのは当たり前ですが、従業員の生活に責任を持ち、納税できるように頑張って社会貢献してくことではないでしょうか。そのためにも人の上に立つ立場の人には、その下で働いている人の心を裏切らないでほしいと思います。もちろん顧客にもです。

 このところわが町横須賀市米が浜通には、若い経営者の新しいお店がいくつかオープンしました。イタリアン、ケーキ屋さん、ラーメン屋さん、エステショップ、居酒屋などなど。古くから老舗が多い米が浜通は一時シャッター通り、夜は韓国クラブや中国エステなどばかり増え、早朝外人による殺人事件が起きたりして治安も心配されるような町でした。しかし、ここへきて30代、40代の働き盛りの人たちが新築されたマンションに住みファミリー層の人も多くなりました。そしてお店も若い経営者のカフェや居酒屋など、子連れでも入りやすい店も増えました。もう、以前の米が浜通とは違います。しかし、今年米が浜商店街は、ついに解散消滅してしまいました。加入者がどんどん減ってしまったのです。そこで若い商店主たちを巻き込んで、新しい組織づくりをしていきたいなと思っています。駅にも近く、繁華街にも近く、医療施設も多い便利で安心な街、米が浜です。そんな街の活性化が、 私の来年への目標です。まだまだボケてはいられません。

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