ジュエルレター

ジュエルレター 2014年3月

みなさん、こんにちは。
 
中国からのPM2.5の影響でしょうか、ベランダの桟がまっ黒です。例年この季節は体調がよくないのですが、今年はインフルエンザと喘息が同時にひどくなり、2週間以上も寝込んでしまいました。咳がひどすぎて、ぎっくり腰にもなってしまい散々でした。でも悲しいかな、まったくやつれず、げっそりもしないの。朝晩少しのおかゆしか食べずにいたのに丸々した顔になってます。こりゃまずいわ・・・。
 
3年目の被災後3月11日が来ました。その報道の中で、岩手県宮古市の「たろう観光ホテル」の残骸が震災記念として保存されることになったそうです。
2007年夏、私は盛岡から久慈(あまちゃんで有名になりました)を南下して、「たろう観光ホテル」に泊まりました。本当は浄土ヶ浜などの有名な大きなホテルに泊まりたかったのです。「たろう観光ホテル」は温泉もないし、あまりきれいでもなかったから乗り気がしませんでした。でも、いつも旅行を手配してくださる方が、あのホテルは食事がすごくいいからぜひと言われて泊まりました。本当に食事が素晴らしく、特にウニのごはんは絶品でした。半分を生から炊き込み、半分を後から混ぜる、この炊き方は、今では我が家の定番になっています。ホヤも全然癖がなく新鮮でおいしかったです。また、宿の方もとても気さくで、心からおもてなしをしてくれている様子がうれしかったです。津波で廃墟となったこのホテルの残骸を見ると、あの時の楽しい思い出と共に、震災の大きさを想像して胸が締め付けられるようになります。
 
今月は息子と大阪に行き、食道楽堪能する予定でしたが、前述のとおりインフルエンザで高熱が続き、前日に諦めてキャンセルすることになりました。今回は羽田から往復飛行機で予定していたので、キャンセルの電話をしたところ、全然つながりません。おまけに一つの回線は、ナビダイヤルで10秒ごとに17円かかるとのこと。受話器を切ったり、そのまま待ったりしながらようやくつながったのは午後6時過ぎ。そしてもう受付は終了したとのテープが回っていました。インターネットでは予約は24時まで受け付けているのに、キャンセルは、6時以降は、翌日9時半以降でないとできないことになっていました。結局翌日当日キャンセルということで、違約金50%とられました。これって仕方ないことなの?どうも腑に落ちません。前日手続できれば、飛行機の空席だって他の人に売れるし、ホテルだって空くことがなかったかもしれません。新幹線だったら、どこの駅でも500円の手数料で取り消してくれるのにと思うと、航空会社はまだまだ官僚的ですね。
 
産経新聞に曾野綾子さんが、「サービス業が嫌いな人のサービス業の人が増えている」というようなことを書いていましたが、私も前からそう思っていました。スーパーやレストラン、銀行などの窓口などですごく愛想が悪くて、こちらと口をきくと損をするかのような対応をする人がいるのです。思わず、「あんた、そんなに嫌なら、この仕事辞めたら!」って言ってやりたくなったことが何度もあります。きっと不本意でその仕事についているのだろうけど、お金を1円でも貰ったら、お客さんの前では仕事をしなさいよって思います。報酬や待遇、職種に不満があっても、今、目の前の仕事をきちんと誠実にできない人が、希望の職種になってもできるとは思わないし、心から嫌な仕事だったら、他の職種を探すべきでしょう。すべてに満足いく仕事に就ける人はなかなかいないのだから、一つくらい気に入った条件があれば、一生懸命働きなさいと言いたい。そこでサービス業が嫌いな人は接客についてはだめでしょ。サービス受ける方は被害者になってしまう。そういう人は政治家、官僚、作家などになってください。あと、子供が嫌いな人は、幼稚園や小学校の先生にはならないでほしいです。
 
大変な事件が起こりました。インターネットのベビーシッターに預けていた子供が亡くなってしまったとのこと。子供をインターネット上のベビーシッター施設に預けるというのもびっくりですが、そういう仕事が成り立つことに驚きました。母親に対して批判の声が集中しています。他の利用者の話を新聞で読むと、仕事が休めず、身内に頼る人もなく、公立の保育所は時間的、休日、などで預かってもらえない時に利用していたとのこと。最後の頼みの綱だったのかもしれません。私たちが「キッズルームさくらんぼぅ」を立ち上げたのもまさにこのような働くお母さんに力になりたかったからです。今回の事件で行政は、私たちのような無認可の保育所へさまざまな締め付けを厳しくし、監視するかもしれません。でも形だけの監視強化ではなく、何が母と子の助けになるか、近本的な解決策をきちんと考えてほしいのです。尊い小さな命が奪われてしまったので、この悲劇は繰り返したくないものです。

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