ジュエルレター

ジュエルレター 2014年8月

みなさん、こんにちは。
 
暑い日が続いていますね。でも、朝晩はだいぶ涼しい風が感じられるようになりました。
 
今年の夏休みは、熊本と鹿児島に行ってきました。台風の影響で、九州・四国は軒並み飛行機が欠航になる中、熊本行きだけは予定通りフライトしました。
熊本は、高校の時、修学旅行で行ったことがあります。今回は、高千穂峡から黒川温泉と熊本城、そして阿蘇に再び行きました。熊本城は、先日池波正太郎の小説、「火の国の城」を読んだばかりでしたので、城のつくりや清正の思いなどをよみがえらせながらとても興味深く見ることが出来ました。とても大きなお城で、お城に来る人たちを心から歓迎している工夫がいくつも感じられました。お城の入り口から、本丸に入る門までをミニバスが走っていて(無料)、お年寄りにはありがたいことだと思います。また、毎日ミニチャンバラ劇を披露しており、地元の若者が加藤清正や黒田官兵衛などに扮しており、そこそこファンもついていて楽しそうでした。
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旅行の時、街中のシティホテルに泊まり、夕食は外でブラブラ、地元の面白そうな店を探すのが楽しみです。その町一番の繁華街に行き、昭和風なママさんの店や地元の若者が生演奏しているような店を探すのです。今回も熊本では、アイリッシュバーから始まり、あてずっぽうでママさん一人のお店に入りました。私より少し若いくらいのママさんで、27年一人で頑張ってきたとのこと。また、鹿児島では居酒屋のカウンターで隣に座った美人さんが、横浜銀行に27年務めて地元に帰りスナックをやっているというので、ついて行きました。ほかのお客さんたちとも横浜ネタで大いに盛り上がり、私もつい調子に乗って「ブルーライトヨコハマ」などを唄って、恥をばらまいてきました。前日は熊本で「横須賀ストーリー」を熱唱したばかり・・・。全く恥のかき捨てです。でも、そういう時間、とても楽しいものですね。
広島県の土石流の被害が大きくなっています。山と谷戸が多く急傾斜崩壊地区
が多い横須賀では他人事に思えません。私の実家の裏のがけも昭和50年頃の台風で崩れ、隣の家が流され、ひとり暮らしのお年寄りが亡くなったことがあります。その時の土砂が流れてくるときのスピードがものすごく速く、恐ろしさは今も忘れることが出来ません。また、被害にあった後の後始末も土砂災害の場合、とても大変です。あらゆるものを飲み込んだ土砂が家の中に侵入して、家具や衣類、柱、すべてのものを泥まみれにしてしまい、乾いた後、すごい臭いを発生します。何一つ使い物になりません。家一軒を失うと同じような被害になります。その精神的苦痛は言葉に表せないと思います。
 まだ行方不明の方々が大勢います。一日も早く発見されることを祈っています。また、亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 
 横須賀市では人口の流出が全国一という悲しい現実に直面しています。そしてそれは若い人たちが減っているということなのです。ここ何年かで横須賀市からは様々な企業が撤退したり、規模を縮小して街の中から企業というものがなくなってきています。何しろ横須賀市の3大企業は、市役所、自衛隊、米軍基地なのですから。地元の会社に働いている人や自分でお店を営んでいる人の景況感と、役所の人たちの感じは全く違うのです。ですから市民目線で物事を考えてないように思うのです。シングルマザーや児童相談所に駆け込む児童が多い街でもあります。それに対して子供を安心して育てられる環境づくりが出来ているのでしょうか。
 政府は来年度から子供子育て支援としてかなりの金額を予算に計上しています。その使い方はかなりの部分、自治体に任せられています。市が本当にその町の実態を把握し、本当に子供子育て支援に役立つように使われなければ、既得権者の予算の取り合いになってしまいます。今現実に子育てしている人たちと同じ目線になり、その声を聴いてほしい。虐待のニュースを見聞きするたびに心が痛みます。大事な子供を殺してしまう親、大好きな親に虐待される子ども、そんな悲しい状況にならないように、行政も周りの大人も手を差し述べていけるように切に願うのです。  

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