ジュエルレター

ジュエルレター 2015年3月

みなさん、こんにちは。
 
 一雨ごとに春を感じる今日この頃ですが、いかがですか?例年3月はとても雨が多い月です。私は高い傘を買うと、不思議にすぐ失くしてしまいます。どこかに置き忘れたりして気が付くとないのです。それで最近は、傘を買わずに、誰かが事務所に忘れていったビニール傘などですましています。しかし、この季節の明るい雨の中では、きれいな傘がすごく欲しくなります。でも、雨が上がってしまうと、そういう気持ちすぐ忘れてしまい、また雨に降られてしまった、と思ってしまうのです。今度こそ絶対傘を買おう!
 
 私は不動産業=コンサル業務だと思っています。コンサルティングとは、お客様にいかに満足していただけるか、お客様の要望を聞き取りながら、プロとして最適な提案をする、また、時には、お客様自身気づいてない要望も引き出し、明確にして示すこともあると思っています。そのため、物件を引き渡した後も誠実に資産管理できるよう常に情報収集をし、勉強していくことが大切になってきます。
しかしながら、不動産取引においては、誠実さや能力などより物件自体の魅力が大きいので、専門の知識を身につけたものでなくても、取引にかかわり報酬を得ることが出来ます。そのことが、宅建業に従事するものとして以前から感じていたモヤモヤ感につながっていました。
宅建業者に対する世間の見る目のうさん臭さ、業者自身のモラルのなさ、高額な財産を取り扱うのに、宅建取引主任者及び、コンサルティングマスターという資格があまりにも認知されていないのです。その原因に不動産取引におけるグレーゾーンが影響しています。
例えば、賃貸管理をしていても、たとえ悪質な家賃滞納者に対しても法的な取り立てや督促などは、弁護士や司法書士でないとできないため、家主様たちに歯がゆい思いをさせることがあります。そんな時、宅建取引主任者や不動産コンサルティングマスターが滞納家賃の取立業務に介入できたら、滞納の状況もわかっているし大家さまのためにも迅速に対応できるのにと思います。
4月から、宅建取引主任者が取引主任士という名称になります。それに伴い、不動産業者のモラルと知識の向上によって、より広い範囲で活躍できることができたら、これから不動業に従事する若い人たちにも大いに励みになることでしょう。
 
横須賀市では、高齢者や障害を持った人が住まいを探す時に、対応してくれる不動産屋さんを登録しています。当社ももちろん登録していますが、高齢者とか障碍者とかというくくりで対応が変わるわけではありません。先日も60歳という男性が、高齢者なのでほかの不動産屋さんでは斡旋してもらえなかった、と言って来社されました。60歳が高齢者?というのも甚だ心外ですが、お客様の住まいを探す仕事をしているからには、年齢でシャットアウトということはないと思います。仕事をしているかどうか、保証人はいるか、保証会社の審査が通るか、約束を守る人かどうかなどが大きなポイントです。たとえ80歳でも近くに身内の方がいて信頼できるのなら、ご紹介する物件はあります。
高齢者等に限らず、自分の住まいを探すのだから、正直に実情をはなし、身の丈に合ったものを探すことが大事です。いつも言うように不動産には掘り出し物はありません。高いものはいいし、安いものは理由があるのです。絶対に譲れない部分と妥協できるところは妥協しないと、いたずらに数見るだけで決められないことになります。
 
新しい年度が始まります。この春初めて横須賀の生活をスタートする方もたくさんいらっしゃるでしょう。楽しい横須賀生活を送り、できたら将来もこの町に住んでもらえたらいいなと心から思います。

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