ジュエルレター

ジュエルレター 2015年9月

みなさん、こんにちは。
 
 自然災害が多い9月ですが、鬼怒川の決壊は改めてその恐ろしさを見せつけてくれました。人間が築いた堤防もアッという間に飲み込んでしまい、家や車が流されていく映像を見て、東日本地震の津波を思い出した人も多かったと思います。私も昨年末に鬼怒川温泉に遊びに行きました。川の流れを見ながら露天風呂につかり、一年の疲れを癒されました。その自然が恐ろしい災害となり、改めて人間は自然には勝てないと思いました。テレビで自衛隊の方が困難な救助を一所懸命している姿を放映していました。被災者にとって自衛隊が出動してくれることはどれだけ心強いことでしょう。隊員の強い使命感とたゆまぬ訓練があってこそのものです。
そんな自衛隊を丸裸状態で海外に派遣することはあってはならないことだと思います。安保の是非とは別に、違憲だと言われている自衛隊を国民が認められるように憲法を変えることが出来ないものでしょうか?国会前のデモや報道は、「戦争」「徴兵制」ということばかり強調されていて、何か大切なことが私たちの目から抜けているような不安があります。今の平和な日本を守るために、私たちはどんな覚悟をしなくてはならないのでしょう。
それにしても、安保法案を通す時の国会はひどいものでした。特に野党の女性議員が入り口をふさいで、議長が通ろうとして少し触れただけでも「セクハラ」などと叫んでいたのにはあきれ果てました。ふだんは男女同権を推進しているくせに、こういう時には女性だからと、あまりに卑しい発想をしていて恥ずかしくなります。国会の外では、女性や若者がこの法案について、真剣に取り組んでいるのに、国会議員がこんな姿ではとても共感は得られないと思います。
 
大量の難民がヨーロッパになだれ込んでいるこの現実を、日本は関係ないことですまされない世の中になってきています。日本にもし大量の難民が押し寄せてくる可能性だってあるのです。昔、バングラディシュの難民が船で日本に到着したことがありました。その時は大騒ぎになったものです。島国の日本は、いつどこから難民が来てもおかしくない状態です。いろいろな事象が自国の範囲だけでは済まなくなっている今、真の国際平和ということをもう少し真剣に考えてみるべきですね。
 
依然として空き家が増えています。人口は減少するばかりなのに新築物件は戸建にしてもマンションにしても増え続けています。よく、質のいい中古物件はお得などと言われますが、実際案内してお客様に気に入っていただくのは新築物件が多いのです。広さや立地が少し劣っても、すぐに見たまま使える新築物件に決めてしまいます。ですから中古の場合、よほどのリホームやリノベーションをしないとなかなか売れません。リホームもしくは解体して新築にする金額が高額になるので、どうしても古い物件は売れ残りのようになってしまいます。
テレビなどで時々古い中古を自由に使いたいという若い人がいますが、今はまだ少数派です。キッチンやお風呂など水回りの設備は年々新しくなっているし、テレビのコマーシャルで見た商品を取り入れてある新しい住宅はやはり人気なのです。特に女の人には、すぐに使える最新の設備は魅力です。
売れない、使わない住宅をいっそ無料で使わせてくれるというならば、需要があるかもしれませんが、なかなかそこまでは思い切れないのでしょう。そして、空き家は今日も増えていきます。売主様、貸主様の思い切った現状認識が必要になってきました。それをアドバイスできる不動産業者でなくてはいけないし、そのための信頼関係を築いていかなくてはならないと思っています。
 
こんなに大きなススキがあるんですね。
日曜日の「サンデーモーニング」の花がいつも素晴らしいということを以前書きましたが、9月27日もススキがすごく大きくて、季節感たっぷり。本当にこの番組のお花担当の方は素晴らしいと思います。

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