ジュエルレター

ジュエルレター 2015年10月

JeweL  レター   2015年10月
みなさん、こんにちは。
 
 今年は弘法大師さま(空海)が、高野山に修行場を開いて1200年の年にあたるそうです。それで私も高野山に身を清めに行ってきました。標高約1000メートル近く、電車とケーブルカーを乗り継ぎ高野山に入ると山全体が真言密教の修行の場、総本山金剛峯寺をはじめ様々なお寺が117か所もあります。そのうちの半数が宿坊として、お参りに来る人たちを受け入れています。私もそのうちの一つ、「遍照尊院」という大きなお寺に泊まりました。朝6時から朝のお勤めが始まると聞いたのですが、それに参加もせずに朝寝をしてしまいました。
とにかく外国人が多く(とくに欧米の人)、団体客、個人客、みな仏教をよく勉強していて、ちゃんとお勤めに参加し、現地のボランテァに仏教の成り立ちなどを質問していて、ミーハー観光の私は、恥ずかしく、申し訳ないような気持ちになりました。西国修行のお遍路さんも大勢いらして、さすが比叡山と並ぶ日本仏教の聖地だと感じました。
特に奥の院には20万基の様々な人のお墓がならび、名前を知ってるほとんどの戦国大名のお墓もずらりとあります。その一番奥に空海の御廟があり、多くの人が真剣にお参りをしていました。
        
ジュエルレター
人口が4000人ほどの高野町ですが、そのうちの1000人がお坊さんだそうです。山の上の小さな盆地に幼稚園から大学まであり、弘法大師さまのお墓を守ってその教えを受け継いでいるようです。
 高野山で身を清めたので翌日は、大阪道頓堀界隈で夜遊びし、次の日はユニバーサルスタジオで童心にかえり、俗欲の世界に帰ってきました。
 
 横浜市のマンションの基礎工事で手抜きが発覚しました。孫請けの旭化成の関連会社の担当者が杭やセメントの量のデーターを改ざんしたと言われています。旭化成と言えばヘーベルハウスで人気の会社。当社のお客様でもへーベルハウスで建築したいという方は多くて、ご紹介させていただいたことが何回もあります。先日の鬼怒川堤防の決壊の時も、濁流にのまれて家々が流されていく中、へーベルハウスだけが残り、その実力を見せつけられたばかり。
 しかし、今、旭化成は親会社としてその対応に追われ、会見では社長が涙を流して謝ってました。泣きたいのは被害者の方なのに。マスコミでは連日旭化成の対応ばかりが取り上げられていますが、購入者は、三井不動産のマンションだからと購入を決めた人がほとんどだと思います。売主として、販売業者として三井不動産の責任は逃れることはできません。
マンション建築の下請けほど儲けのない仕事はないと聞きます。工期も厳しいし、とにかく受注金額をたたかれるだけたたかれるようです。それでも仕事が欲しいので、受けてしまう業者の事情。建築請負の請負という字は請けて負けると書き、本当に厳しいそうです。
 今回の場合も三井不動産は住民に買い取りや建替えの間の仮住まいの費用、風評被害による慰謝料など、さすが大手と言われるくらいの条件で対応していますが、その費用はすべて下請けに請求されるのではないかと不安になります。どんな事故でも被害者にとって良かったという補償の方法はないのです。住民だってそのままそのマンションに普通に住み続けたいに違いありません。しかし起きてしまった事故に対しては、少しでも住民の心に寄り添って解決を図ってほしい。売主や下請けで責任のなすりあい、補償の押付け合いは絶対にやめてほしい。幸い、下請けでも旭化成ならば補償力も充分ですが。
 
201510272.jpg見事なスーパー満月。保育園の帰り道に会いました。

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