ジュエルレター

ジュエルレター 2016年5月

みなさん、こんにちは。
 
 さわやかな季節になりました。朝起きて窓を開けると、目の前に真っ青な空が広がっているととても幸せな気分になります。一瞬どんな嫌なことも忘れてしまうくらいです。この青空の下では、小さな悩みなんて何でもないように感じてしまいます。しかし、同じ青空のもとで地震におびえて避難している人たちもいる。もうすぐ梅雨、そして台風の季節、せめて住まいの心配をしないように復興が進むことを祈るしかありません。
 
 舛添知事の問題ってなんなんでしょうね。政治家があまりにもみみっちすぎて、都知事までもそんな人がやってるの?って感じです。
 バブルのころ、20年から30年くらい前、私の友達でも自分の彼氏や旦那さんがどれだけ会社のお金を自由に使えるか、経費で落とせるかを自慢していたことがありました。会社の経費で落とせるからと、有名な葉山の料亭で食事をしたと嬉しそうに話していたその友達の彼は、その後倒産して借金に追われて逃げてしまいました。民間の会社なので放漫経営をしていればすぐにお金が無くなってしまいます。そんな公私混同をする人に魅力を感じるのかと友人に聞いた覚えがあります。
 家族にとっても、公金を使って自分たちにおいしいものを食べさせてくれて嬉しいでしょうか?安くはないお給料をもらっているのだから、その中で贅沢すればいいのに、ファーストクラスに乗りたかったら、プライベートな旅行で家族に乗せてあげればいいじゃないか、自分のお金で、と思わないのでしょうか?行政のトップに立つ人だから特に公金には慎重な感覚であってほしかったと思います。
 それにしてもホテルだけでなく美術、車、次から次へと政治資金の使い道に疑問が出てきます。会見でも言い訳に終始し、精査、精査としらじらしい言葉を繰り返しています。公金の私的利用は横領なのに返金してお終いにしようとしています。犯罪行為ではないでしょうか。
 この人は、政治資金を自分のお金だと思っているようなので追求すれば次か
ら次へとボロが出てくるでしょう。ただ、こういうことは舛添さんに限ったことではなく、多くの政治家が同じようなことをしているのではないかと思うのです。政治資金や政党交付金そのものの意義をとことん見直し、政治家以外の人間がたえずチェックするようなシステムにしないと同じことの繰り返しになると思います。その前に政治家のモラルを問わなければなりませんが・・・。
 
 「子供叱るな、来た道だもの。年寄り笑うな、行く道だもの」
誰の言葉か知りませんが、この言葉が最近の私には妙に実感させられるのです。子供たちに対しての厳しい目線、お年寄りに対しての情けのない扱い、そんな光景を目にすることが多く、また私自身、つい子供を疎ましく思ったり、お年寄りにやさしく接することができなかったりして、とても後味が悪い時があります。
 年をとると子供に帰ると言いますが、どちらと付き合うのも根気がいります。私ももうすぐ年寄りの仲間ですが、物事の判断が遅くなったことを感じますし、いつまでも同じことを言っていることがあります。周りはいらいらするでしょう。目もよく見えなくなり、耳も遠くなれば聞き分けもなくなる。掃除をしても汚れた部分を残してしまう。そういうことを理解してあげたいと思います。
我が家には強烈な個性の年寄りがいるので、付き合ってると疲れてしまいます。おかげでほかのお年寄りがおとなしく見えてしまうので、繰り返しの話も気にならず聴いていますが、面倒に感じる人もいるでしょうね。
ふだんからお年寄りと絶えず接している子は、お年寄りに手を貸すのもさりげなくできるでしょう。高齢者や、乳幼児たちのように体力的に弱い、手のかかる存在を近くで見て、思いやりの心を学んでいくのではないかと思います。
 
今、介護や保育にかかわる仕事をしている人たちには頭が下がります。本当に大変な仕事です。そのわりに報酬は少なく、責任は重い。昔は家族や地域で助け合いながら解決していた問題を今は行政やお金でまかなっています。自治ということがより重要な役目を担っているはずなのに、地方議員の質が下がってきているのは残念です。

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