ジュエルレター

ジュエルレター 2017年10月

みなさん、こんにちは。

 先週末は台風と選挙で一気に過ぎていきました。希望の党が急失速し、与党が勝利に終わりました。予想通りというか、あっけないというか、ともかく選挙は終わりました。民進党から希望の党に鞍替えした議員、特に落選した議員は、小池さんへ責任転嫁し、不満たらたら、本当にみっともないです。しかし、これからもし、民進党の人たちが希望の党、リベラル派、ともに再び結集したら、本当に国民をバカにしていますね。

台風一過で当社の管理している何件かで雨漏りがあり、屋根が飛ばされたりしていて、業者も大忙しです。大雨が降ると、「あの家は大丈夫かなぁ、あの店舗は雨漏りしてないかな、壁から水が浸水していないかな」などと気になる物件がいくつかあり、家にいても電話が鳴るとドキドキしてしまうのです。心配だった古家が無事で、結構新しい建物で雨漏りがあることもあります。こういう心配は、私がこの仕事をしている限り続きます。

 

 最近、老後はお金が必要だという話をよく聞きますが、年をとった時に一番大事なのは、やはり家族や友だち、人とのつながりだと思います。家族がいなくて一人で暮らしていても、昔からの友達や、近所の人たち、本音で話せる人が周りにいれば、不安があってもなんとか乗り越えられるのではないかと思います。よく「孤独死」は辛いと言いますが、心を許して話せる、もしくは分かり合える家族や友達がいないのは辛いことですが、死ぬときはだれでも一人なので、「孤独死」って、周りから見ているよりも案外平気なのではないでしょうか?家族と暮らしていても、心が通い合っていなければ、その孤独感はとても耐えがたいものになると思います。お金がいくらあってもその心の穴は埋めることができないでしょう。私は子供たちに「お金は残せないけど、何かあったら相談できるような友だちはたくさん紹介しておくね。私の周りの人たちが私の遺産だよ」と言っています。お金がないので、そういうしかないのですが、お金以上のものだと本当に思っています。そして死ぬ瞬間まで、楽しく一生懸命生きている姿を見せたいと、今は心に決めています。そのためにもいつまでも元気でいなくては。

 みなさんは、所有者のわからない土地ってどのくらいあると思いますか?実に全国の約2割が所有者不明の土地です。特に横須賀市の場合、坂道や階段が多く、今にも崩れ落ちそうな空き家が残った、所有者のわからない土地がとても多く、登記簿などでは探しきれず行政の費用で取り壊しをせざる得ない状態です。解体費用もばかになりません。このような事態の一番の原因は、相続の際に相続登記をすることが義務付けられていないからです。ですから、相続しても資産として利益になるようなものでなければ相続人は、わざわざ相続登記をしないで、亡くなった人の名義のまま、子、孫へと代が替わり、その時には相続人関係が複雑、かつ人数も増えどうしようもなくなってしまいます。

 このような問題を解決するには、まず、相続登記を義務付け、利用価値のない土地の受け皿を作っていくしかないと思います。この問題は、これから少子化が進むにつれ、深刻になっていきます。行政は、新しい開発を推し進めるだけでなく、このような負の資産をどうするかにも目を向けてほしいです。

 ここまで書いていて、勢いつけて立ち上がったら、ぎっくり腰になってしまいました。ここ数年、寒いときなど特に気を付けてぎっくり腰にならないようにしていたのですが、油断してしまいました。私は40年前から、この持病と付き合い、何か大事なことがあるときになって、楽しみにしていた行事を何回か欠席する羽目になったこともありました。ぎっくり腰は、ただじっと寝ているしか直す方法がありません。一日目は、トイレに行くのも這っていくほどの痛さです。私の姿を見て子供たちはよく笑っていましたが、今はみな中年となりそれぞれ腰痛を抱えて、やっと私の辛さを理解してくれるようになりました。

 今日は月末で忙しい一日ですが、早々に休むことにします。

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