ジュエルレター

ジュエルレター 2018年5月

みなさん、こんにちは。

 やっと私が動ける季節になりました。寒い時期はどうしてもお尻に根が生えてしまい、家や会社から出ることができません。春先は、風が変わるので、アレルギーがひどく、顔が壊れてしまうので、室内にこもりがち。さわやかな今の季節、汗をかくくらいの暑い夏、どちらも大好きです。私の啓蟄は5月6日かな?

 世の中がバブルに浮かれ、銀行がなんの節操もなく過剰融資に走っていたころから30年近くの時が流れました。最近、そんな過去の教訓が全く生かされることなくずさんな融資をしている事件が起こりました。スルガ銀行のシェアハウス購入オーナーへのいい加減な貸し付けにより、仲介業者が破たんし、オーナーへ家賃が入らず返済できなくなるという事件です。銀行と建築業者と不動産業者がグルになって、無知なオーナーに異常貸し付けをしてきた。過去には、銀行が、高齢の不動産所有者に無理やりローンを組ませて建物を建てさせたが、計画通りに空き室が埋まらず返済不能になり、自己破産を余儀なくされた地主がたくさんいました。人生の終盤になって財産を失い、高額の借金を背負い、自殺に追い込まれたお年寄りもいました。

今回の被害者は、若くてそれほどまだ収入がない会社員にも、収入を水増しして無理やりローンを組ませて販売していたという点で、私は本当に銀行に憤りを感じます。これから住宅ローンなどを組むこともあるだろう若者たちに、とんでもない負債を抱えさせてしまった、もちろん本人たちに責任はあるけど、銀行や業者のモラルって、ないの?いくら低金利だからって借金は借金。そういうこと、一流の看板かけてる金融機関がやっちゃあ、だめでしょ。

 若者よ、町の小さな良心的な不動産屋さんを信じなさい。会社の見かけに騙されちゃだめよ。きれいなビルやパンフレット、そんなものに心はないからね。

 財務省事務次官のセクハラ、新潟県知事の買春、狛江市長のセクハラ、ニュースで話題にするのも恥ずかしいことが続いています。新潟県知事は素直に自分がしたことを認め(努力しなくても愛されるって幸せ、なんて笑っちゃうくらい馬鹿みたいなことを言っていましたが)、すんなり辞任しましたが、あとの二人はとことん往生際が悪く、特に財務省の次官には怒りが込み上げました。自分がしたこと、行ったことが被害者をどれだけ傷つけているのか、その想像力すらないような人に、人の上に立つ資格がありません。そして、新潟県知事、狛江市長は、自分の不祥事で行われる選挙にどのくらいの税金が投入されるのか、よく考えてほしいです。女性の社会進出を推し進めるならば、うわべだけのジェンダー教育ではなく、男女の違いを踏まえたうえで、どのように誰もが活躍できる社会を目指すのか、女性を単にお飾りと考えて、少し目に着けば美人○○、ママさん○○と形容しているマスコミ自体が変わらなければ、同じ問題はなくならないと思います。

 安倍政権が進めている働き方改革も、単に時短、残業時間の制限という上っ面のことにこだわっていたら、法案あっても役立たずになるのは目に見えています。本来働き方などは、政府が主導することではなく、100人、100社、100職種それぞれで、そこに家庭の事情も巻き込まれた中で、それぞれが最適な働き方を自由に選択できることが望ましいのではないでしょうか?

 何か問題が起こるたびに、不都合な規制を取り払うのではなく、さらに厳しい規制をかけようとするのが今までの政府のやり方でしたが、そうではなく、自由裁量を認めつつも、法令違反などが生じた場合の罰則を厳しくすることで多くの人が安心して働くことができるのではないかと思います。もちろん、働きながら子育てをしているお父さん、お母さんを支えていく支援体制が欠かせません。

 私が若いころ大好きだった西城秀樹がなくなってしまいました。このところ、テレビにくぎ付けで、在りし日のヒデキの姿を見ていました。家で秀樹のポスターを張るところがなく、押し入れの中に大きなポスターを張っていたのを思い出しました。永ちゃんとヒデキは、私の中の永遠の男で、でも、私より若いヒデキが先に逝ってしまったことにすごくショックを受けました。私の弟と同じ年で、弟も去年は脳出血で倒れ、長い時間リハビリをしていました。ヒデキの病気から復帰するための努力は同じ病気の人の励みになると思います。

 心からご冥福を祈ります。

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